人生で突発的なできごとが起きたとき、悲しいことが起きたとき、「なぜ?なぜこんなことが起きたのか?」と考えてしまうのは自然なことですね。
でも、「なぜ?」という質問をずっと繰り返していると無限ループから動けない時間が長くなります。
「なぜ?」にはそれに呼応した感情しか返ってこないことに気づくでしょうか?
悲しい時の「なぜ?」には哀しみしか返ってこないのです。
パニックているときの「なぜ?」には「「なんでだろう??」しか返ってこないのです。
無限ループから抜け出すには
「そこにどのような意味があるのか?」と考えることです。
最愛の人との出会いと別れを体験した人はそのことの意味を考えて、その答えを求めることで哀しみの中でも立ち上がり生きていく力となるのではないでしょうか?
「人はどんな過酷な状況に置かれても、意味を見出すことができれば最後まで生きられる」とはアウシュヴィッツを生きのびだ精神医学者ヴィクトール・E・フランクルの言葉です。
なかなか難しいことではありますが、「なぜ?」から「このことが起きた意味は何なのだろうか?」という視点を日ごろから練習しておきましょう。