私はなぜかよく旅先で道を尋ねられるのですが、旅先で私に道を聞くその人も旅人なのかもしれません
古くはパリの石畳で片言のフランス語で…日本人?と思って日本語で話したらものすごい感激されて、心強いです!お母さんがフランス人ですか?と聞かれて戸惑いました(笑)
自分も観光客ですと答えたらその人の夢を壊すのでは?と思うと言いづらくなり言葉に詰まったところ、ますます信ぴょう性を増すという複雑さ…
そんなこんなで、先日、神戸でデパートの紙袋を重そうにさげた老夫婦に「この辺の美味しいそば屋をおしえてください」と声をかけられました。「すみません、私もこの辺わからないんですよ」と謝ってすれちがったものの、直前に人の好さそうな警察官2人が市民相手ににこやかに応対している交番を通り過ぎたことを思い出し、その老夫婦にそこにある交番で聞いてみて!とアドバイスしてきました。
そのまま通り過ぎるよりは交番を案内できたことで私の心の負担は軽くなりました
自分が相手の力になれないとき、なんとかしてあげたかったのにできなかった無力感や無念さが残りますが、そんなときには「相手の最善」を祈りましょう。
あのご夫婦が数分後には美味しいと評判のお蕎麦屋さんで美味しいおそばにありつけて「よかったねーおいしいねー」といって食べている姿をイメージし、そうなるように祈ります。
エネルギーは伝わります。
それが「善」のエネルギーなら応援が入って強大になって叶うのだと信じて。
〈おまけ話〉 宇美八幡宮の境内では片方の足が折れたかわいい鳩がどういうわけか足をひきずって私の前に歩いてきました。
他の人はぜんぜん気づかずにその鳩の際を通るので鳩は足を引きずって逃げます そのたびにあぁーっ危ない!て叫びたくなる私。
見ていて悲しくなって、鳩にはご神木の下に行くように祈り、神功皇后親子にはその鳩が食べ物に困らずにちゃんと生きていけるように祈りました。
どのくらい前からその状態なのかわかりませんが、鳩豆が売っている神社ですから、きっとこれからも元気で生きていけるでしょう。「最善」を祈る!