こちらで私はフラットに滞在している。
一軒家を貸し切ってそれぞれ対角線上に1人部屋があるフラットで19歳の日本人の女の子と暮らしている。
バス、トイレ、キッチン、リビングは共有。
平屋で広くて洗濯物干場も充実。私の部屋は庭に面しているので明るくて快適この上ない。
隣は大家さん家族でホストファミリーをしているので日本人学生が滞在していたりする。
大きな犬2頭と猫が2匹いるので庭を見ていると彼らがご飯を食べていたり、遊んでいたりとても微笑ましい。
隣の敷地には馬がいる😂 通学途中にも野良犬わんさか、そして普通に牛や馬がいる♪
ホームステイの人の中にはホストファミリーと合わない人が出てくる。
食事が出ない、会話がない、インド系家庭ではヒンズー語で、フィジアン家庭ではフィジー語で話していて入れない、食事が合わないなど。
そんな中、ホストマザーが毎日8歳の息子を手厳しく怒るのを見るのが辛くなって具合が悪くなった人がいた。
毎朝、息子に○○しなさい!と命令しても子供が言うことを聞かないので怒鳴りながら棒で殴ると言うのだ。
涙ながらに辛いと話す彼女に我らがゲイのステキなフィジアンの先生は「フィジー人の家庭では当たり前のことよ」と言い放った。
フィジー人のお母さんは子供にあれこれ命令するのだそうだ。
まずは朝起きたら自分の部屋を掃除することから。そのあとは料理ができるように、自分一人できちんと生きていけるように躾けるのだという。その躾は厳しく、怒鳴るのはもちろん棒で叩くのも当たり前なんだとか😂(専用の棒があるらしい笑)
渡航前に「フィジーのお母ちゃんたちは犬と子供にはとにかく厳しい!」という話を聞いていたがそこまでとは😅
確かに洗濯物を干していると裏の裕福そうな30代夫婦(ナイスバディの奥様)家庭からママの金切り声が絶えず聞こえる。
そして、案外、子供は泣かない😀
フィジーの子供達はみんなクリックリのお目目と屈託ないキラキラの笑顔でとても人懐こくてかわいい💓
日々、精神面で鍛えられているからだろうか?笑
後日、別のフィジアンの先生と話したら彼女は「だからフィジーはラグビーが強いのよー💖だって、子供の頃から叩かれて怒られてるからタックルやアタックなんかなんとも思わないのよーアハハ」と笑い飛ばしていた😆
先日、バスで帰ろうとするときに迷っていた私たちに声をかけてくれて一緒にバスに乗ってくれた若者がいた。
通路を挟んで隣に座ってくれてゆっくりと丁寧に言い含めるようにいろいろと教えてくれた。
(なのに滞在1週間だった私たちは警戒心全開でこの人はドラッグでラリってるとか、病院から帰ってきたってことはドラッグ常習だとか数々の疑いをかけた😂)
連絡先を交換して電話が数回来たけど、未だ外国人と電話で話すなんてムリー!!と思っていた私は着信拒否😅
テキストでやりとりしようとするも彼はスマホを入院中のお母さんに渡して、代わりにお母さんのガラケーを持っているとのこと。
友達のスマホで時々、ログインしてテキストを送ってくれる有り様。音信不通・自然消滅となった💔
ところが1週間ほど経って再び電話。もうこの頃には度胸がついている私は電話に出てみた。何言ってるかさっぱりわかんない🤣
が、彼は辛抱強い。ゆっくりと簡単な英語に言い直して毎日電話をくれる。ヒアリングが鍛えられるかも!?
屈強な体で大人っぽいので勝手にオーバー35だと思っていたがなんと26歳だった😂
刑務所の刑務官で大家族を養っているとのこと(親兄弟)。若くて素直なので給料とかぜんぶ言っちゃう彼🤣
そんな彼にやっぱりお母さんは怖かった?と聞いてみるとやはり小さい頃は毎日、怒鳴られて棒で叩かれて育ったと。
じゃあフィジーの男の人は女性恐怖症になるのでは?と聞くと「えっ?怖い?ママが?怖くないよ、彼女は本当に親切でみんなから尊敬されて素晴らしいお母さんなんだ。僕はママが大好きだしみんなもママが好き。」と。
おおぉーっ!そりゃすごい!「じゃあフィジーの男は子供の頃から女性は強い、怖い、でも女性がいないと生きていけないからリスペクトして大切にしないといけないと言うことを学ぶのね!」と言ったら「そうだよ。僕は妻になる人を大切にしようと思っている。そのためにもお金を貯めて良い暮らしができるように満足させてあげられるようにならなきゃならない!」とキッパリ。
ブラボー!!日本の男子よ、聞いたか?
フィジーは高度経済成長期。物価がどんどん上がっているがサラリーが上がるのは遅い。だから若者がどんどんニュージーランド、オーストラリアなどへ流出している。
彼も年末もしくは来年の初めにはイギリスに行ってしまうそうだ。