米沢藩の上杉鷹山の言葉「為せば成る」はここだけなら誰でも知っている。
が、続く言葉はご存知だろうか?
「為せば成る 為さねば成らぬなにごとも
成らぬは人の為さぬなりけり」
すごい言葉だなぁと若い時に聞いて思った。
中国語や日本語は短い言葉にものすごく重要で壮大なメッセージが盛り込まれている。
行動を起こすときにできない言い訳はスラスラと淀みなく思いつく。
この癖がついているとできるメリットを圧倒的に上回り打ち消してしまうほどの「できない言い訳リスト」がズラーっとできあがる人は多い。
そんな時は頭で考えるのではなく紙に書いてみたら良いのではないだろうか?
1. 紙の上部にやりたいこと/これからやろうと思っていることを書く
2.左側には今思っているできない理由・実現した時のデメリット
3.右側には実現したときのメリットとその時に味わうであろう感情・自分への思い
この順番に書いてみよう。
そして右側の自分を強くイメージしてみる。
イメージできないのならそれは実現しない。
イメージができるのなら実現する可能性は大。
イメージができるのならば左側をもう一度、点検して比較しよう。
やって失敗したとしても一歩を踏み出した自分はやる前とは成長度合いが違う。
そして、やってからうまくいかなかった場合には次の方策が思いつく。
やらずにグルグルと立ち止まっていても机上の空論で具体的な方策は生まれないのだ。
成らぬは人の為さぬなりけり
できないのはその人が行動しないからだ
やってみてこそ方策が生まれて成功につながるのである。
人生は長いようで短い、自由に肉体が動くまたは経済的にもなんとかなる!と思える時間はもっと短いのではないだろうか?
それならばやらずに悔いるよりやってみて次善策がもたらされる方が心のスッキリ度が違うように思う。
乗り越えなければならない、選択を迫られるなど人生にはいくつか決断が必要な時がある。
そのときに思い切った決断ができるかどうかも日々、挑戦しているかどうかで違ってくると思う。
成功体験は自己信頼にもつながっていく。
成らぬは人の為さぬなりけり
思い言葉であると同時に勇気が出る言葉だと思う。