私は無類の動物好きだ。でも自分の世話で精一杯な不精者でもある🐶🐈👻
子供の頃から動物を飼いたい!!とねだっては結局、世話は代々獣医師家系で育ったプロフェッショナル母に委ねた。
母はどんな動物でも即座に手なづけて動物から深く愛される。実家のモーニャンとは相思相愛の毎日である。
そういう私も犬猫が町中にあふれるトルコで猫が私を目がけて寄ってきて膝に乗ったり、犬が駆け寄ってついて来たりして周囲の人を驚かせた。
犬も猫もみんな幸せそうで毛艶もよく健康そう。よく見るとお店にパッケージに何も書いていないビニール袋に入った犬猫の餌が平積みされていたり、餌をあげている人もたくさん見かけた。そして犬は耳にタグが、猫はサクラカットされていた。
調べるとトルコ政府主導で去勢や避妊手術、健康管理をしているという。
レストランなどの飲食店だけではなく公園や駅、モスクの中まで猫や犬がいる。
しかも卑しいことは一切なく、みんな大人しくてフレンドリー、もらえたら喜んでいただきますという姿勢で穏やか。
イスタンブールだけでなくどこに行ってもその光景は変わらなかった。
犬もみんな立派な大型犬でトルコの国宝カンガル犬という種類が多いと聞いた。
猫もまた国宝のワン猫という左右の瞳の色が違うオッドアイを持ったキレイな白猫もいた。
私は実家にはモーニャンという白黒ネコがいるが自分の家でも犬やネコが欲しいーと周囲に言っている。
が、外出が多く、観葉植物たちでさえ冬は寒さで枯れてしまったりするので動物は飼えない。
数ヶ月前から「私は世話しなくても元気になついてくれる犬かネコが欲しいよー!!」と言ってたらトルコは私の理想の天国だった。
ドアを開けて外に出たらわんさか毛並みが良いかわいい子たちがあふれているのだ。
それはイスタンブールだけではなくどこの街でもそうだった。
余談だが昨年暮らしたフィジーにも犬はゴロゴロいたが、こちらは与えられた生を精一杯生きています!!という感じにメスはおっぱいが吸い尽くされたような感じだし、オスは使い果たしたような感じで野生味が溢れ痩せていた。おとなしいけど満足そうな気高い顔ではなかった。
トルコの犬猫は「私たち大切に飼われています」という安心感と幸福感があふれているのだ。
帰国後、エジプト人とイラン人の友人からトルコはどうだった?と聞かれこのアニマルパラダイスを報告するとイスラム教の国ではどこでも同じだと言われた。イスラム教は「平等」が主軸でありイスラム法で「弱いものは保護する」と定められているからだそうだ。
年に1度の1ヶ月にわたるラマダン(断食)も食べられない者の気持ちを味わい、施しをする月間なのだそうだ。
イスラム教は聞けば聞くほどすばらしい宗教だとくだんのドラマを見ても、イスラム教徒の友達としゃべっても常に思う。
ツアーガイドさんも「コーランを読む機会が私たちにはたくさんあります。もし、すべての人がコーランの教え通りに生きれたら世界は平和になります。コーランの教え通りの人がいたらそれは天使です!!」と言っていた😅
「言うは易し行うは難し」である。
私たち人間は「神の名の下」という大義名分で他者を侵害・侵略したりしがちだということを歴史は物語っている。
正しさの主張は軋轢を生む。
それにしてもモスクには鳥のための水飲み場が必ずあったし、動物好きにはトルコは最高である。
トルコ旅🇹🇷シリーズ 布石いっぱい用意周到の旅 トルコ🇹🇷①