何からでも気づきを✨
私は鬼滅の刃のTVアニメをはじめから見ている。
1000年前から罪なき人を次々と喰らう鬼を鬼殺隊が総力をあげて殲滅するという物語だ。
鬼殺隊のメンバーは普通の人間。
鬼と戦うために自己を極限まで鍛え上げ常人を超えた身体能力と精神力、技を身につけて鬼に立ち向かう。
作者はどういう意図で書いているのかは聞いたことはないけれど表面上の単なる鬼退治の物語ではなくもっと壮大なスケールで描いているのではないだろうか?と思う。
単なる私の深読みかしら😆
鬼は私たち現代まで飽くなき発展を求め続ける人間
鬼殺隊はされるがままになってきた善良な地球🌏
鬼は人を食べることで活動エネルギーを維持する。もっともっとどんどん食べて強くなりたい。
エネルギーを得たい欲望には終わりがなく永遠の命を目指して食べ続ける。
鬼殺隊は罪なき人間が食べられていくのを防ぎたい。自分たちの代で終わらせようと全力を尽くす。
1000年間、一人一人の肉体は滅んでもその思いと技を繋いできた。
私たち現代人は必要以上の「より良さ」を求めて野山や山林を切り開き、罪なき動物たちを過剰に捕食し、平気で廃棄している。
24時間営業のスーパーなどには夜中でも肉や魚は並んでおり、食肉になったものの誰にも食べられずに廃棄されている動物の数も想像以上だと思う。
生態系のバランスが取れていた頃の地球の水は地中から湧き出て海に流れ蒸気となってまた地球に降り注ぐ。
1滴もその量は変わっていないのだという。
生物も天からやってきて地上に命を宿しそれぞれの生を懸命に生きてまた天へ還っていく。
動植物も人間も必要な分だけ得ていた。
そうやって生態系のバランスは守られてきた。
たまには天変地異による自然の人口調整が行われることがあっても純粋な動機に基づく純粋な消費活動によりバランスを保った循環が正常に行われ円満(円を満たす)だったはずである。
現代は少子化で人口減少と言われている日本でも売れるか売れないかわからないのに土地を切り開き建売住宅などを過剰に作る。
消費できる以上の量の食肉や漁獲をして大量に廃棄する。
利便性のために自然を破壊して、汚水を流し、水や自然に本来の力がなくなってくるとそれを補うための化学薬品を投入する。
すべてが利便性、発展性のために人間本位に動いている。
鬼のトップである登場人物は1000年以上、人を食べ続けても何のバチも当たっていない。神仏などいないと言っていた。
それに対し、鬼殺隊を束ねる人物は「あなたは1000年間、誰からも許されていない。虎の尾を何度も踏み本来なら眠っている起こさなくても良虎や龍を起こしてきた。龍や虎はあなたをずっと見てきて絶対にあなたを許さない」と。
これは地球がこれまでなされるがままにされているのをいいことに自分本位の発展と支配をし尽くしてきた人間とそれを見守ってきた宇宙・神仏のことではないだろうか?
毎年「未曾有の災害」と言われる規模の自然災害が世界中で起き、大規模な地震や山火事、水害が発生している。
これは眠っていた虎や龍に例えられる地球がいよいよ断末魔をあげながら反撃に出てくることを表しているのではないだろうか?
この世の全て形あるものは天からのインスピレーションと人間のイマジネーションから創造され、いずれなくなる。
個々の想念は集団に影響し社会を作り、世界に反響する。
自然破壊や他者を無駄に殺し続け消費し続ける背景には失うことへの「不安」がある。
自分たちの不安をなくし利便性を守ために物言わぬ人間以外の存在を殺傷すること、終わりなき発展への欲望はいずれ破滅の道を歩むことにつながる。
今年、訪れた沖縄の大神島には言い伝えがある。
人間は喧嘩してもすぐに仲直りできるが神様はその時は何もしないで見守っていて後から罰を与えると。
(関連;沖縄ロングステイ🌺大神島https://mokca8888.com/archives/2363)
そろそろ待ったなしで気づかなければならない時が来ている🌏
鬼滅の刃は人と神仏、宇宙の関係、輪廻転生、陰陽、森羅万象まで盛り込んだ壮大な物語で真理を描いているからこそ老若男女、海外の人にまで届く物語になっているのではないか?
真理は顕在意識では意識できなくても深く魂を揺さぶり、潜在意識に働きかける。
個々の意識が集団意識となり社会意識となった時、物事や情勢は大きく反転する。
このアニメにはそういう狙いがあるのではないかと鬼滅の刃を見て思った次第。